愛の眼鏡は色ガラス

転写される自意識

持ち寄るモノの不合理さ

文化、規範、倫理、規則と我々は沢山のコンテクストを共有しているようで、その個は実際は何も交わらない幻想の中にある。 所属も理解も約束も、指標の一つでしかなく薄氷の上で他人に期待を寄せるだけの至極不安定なもののはずであるというのが持論ですが、…

幸福は永遠に女だけのものだ

思うことを描くように。 想うことを書くように。 時間の経過が悩ましいと感じることが、ここ最近ちらほらとありました。 誰にとって、経過そのものは等速であり、方向性は一方向しかないので。僕らは不可逆な綱渡りをし続けているのです。 一ヶ月ほど前に、…

私達は借り物の言葉しか吐けない獣の群れ

作文することを調理に例えるなら、用意された文脈に沿って読解することは一つ食事に作法の一つなのかもしれない。 所作とはただそれだけでなく、盛られた料理をどう味わうかのガイドラインにも近い感じがしてる。料理の種類に対して、どの出番で味わうか、ど…

日の全て。

一年に一回くらい日記をつけると、日々の成長が見られていいかもしれません。 ビジネスメールの書き方は上手になりましたが、何だか自分の事を思い表すようなことは書けなくなりました。 書きたいけど書けないなって気持ちから、あー書く必要も無く俺は凡百…

非日

日常が不形成なので、トロトロとした毎日。 四肢、感性が溶けてゆくような怠惰を過ごしています。無職、無宿、無為な日々。 指向性がないことはやや怖くもあり、でもそれが自然な気もしました。誰かや何かに囚われなくなる自己は、とてもスライム。 他人の描…

四ヶ月分くらいの下書きが余っていたので、成仏させます。

3/4 偽悪的でありつつ、露悪的である。自分の欠陥を愛しているわけではなくて、そういうものを利用して自傷と多情を繰り返す。頭の中にずっと重石があって、思考の回転を妨げる。場当たり的な行動を取っておいて、そういう自分が嫌いだったり。改善というプ…

尻尾の生えた生活

偽悪的で、露悪的な自覚があって、それは多分他者から期待が怖くて無意識にそうして防衛線を作っているのだと思うのですが。最近、自分に対する投げやりっぷりが臨界点に達しつつあって、このままじゃそのうち死ぬだろと思って、死んじゃダメ!っても考える…

夢売る話

ゴウンゴウンと工場のよく分からない駆動音が規則的に聞こえる中、意識を取り戻すと両手と両足が拘束されていることに気がつく。「ちょwwwwウケるウケるwwウケるから外して!外せ!殺すぞ!外してください!死ね!!」と叫んでいるとゴウンゴウンが近くなっ…

はおはおでーなきみ

本屋で見かけた本に昔の後輩のインタビュー記事が載っていて、変わらないような部分とストイックに表現者としてにゃむにゃむやってるプロとしての顔が見えて、ハァ〜凄いもんだって思うと、それはそれ僕ってこんなに年食ったのかーって悲しく思いますね。何…

シアターファッキンテロリスト

他人の言葉がトリガーになって、思考のブレーキが外れっぱなしで、食べて戻して食べて戻してぐるぐるぐるぐるしてしまった一日だった。年をとって変わったのは、見ないふりが上手くなっただけなんだけど、見ないふりをしていることを指摘されるといつもこう…

酒の細道

9月に書き途中だったブログがあったので、投下します。はてなブログまで覗きにくる窃視症極まる諸兄にだけは、ここ十日くらいの自分の様子を書きます。21日:昼から池袋で酒を延々と飲む。気付くと中野でラーメンを食っている。あんまり記憶がないが、返して…

午後の恐竜

大体どこにもリンクを貼ってるわけじゃないのに、更新もないこのブログにぽつぽつと来訪者がいるの、とても不思議だと思うんですけど。いつもこれを書く時は何かしら漠然とでもいいので、指向性みたいなものを設けてから始めるんですけど、今日はそのぽつぽ…

P-zombie

「生きてるのに、死んじゃってるみたいな。生の質感を忘れてしまったって言えばいいのかな。例えば、母さんと昔行ったデパートの屋上で食べたアイスクリームの味は、多分あの時確実に生きている僕の一部分であったと思えるんだよ。でも、最近どんなアイスを…

please, please dr.gallo

2015年はバックトゥザフューチャー2の未来だけど、靴紐を勝手に結ぶ機能付きの靴は発売されてないし、ポケットを裏返しに引っ張り出すトレンドもない。世の中はぐるぐる回って、回るはずなのに景色が変わるので、これは独楽のように同心円上の回転と基軸自体…

進む秒針は何周目でしょうか

簡素な懺悔をさせてください。インターネットで、ブログで、神父様は皆様ということで。いや、本当は許しなんて得たいわけではないのですけれど。去る五月二十二日あたりから、二日通して、昔の知人のオファーでイベントに出演して、ごく短いパフォーマンス…

月猫に蜜の弾丸

心身共に芳しくない。季節の変わり目はいつもそう。だいたい睡眠が二時間半〜三時間スパンくらいで途切れてしまうんですけど、何かの病気かよ、と疑う余地もない位もはや常態化しているわけで。日々の憂鬱は三時間おきにやってくる。三時間意識を失って、30…

盲人書簡

日々、人間を達観しようと努めてインターネットを右往左往する皆さんおはようからこんにちわこんばんわまでをフォローする私です。死生観が、ここ数年でじくじくと腐ってしまっていることが一つの悩みです。社会人として真っ当に毎日を過ごすことで、自分の…

雑文の夜

頭痛が酷い。熱湯を背骨に流し込まれたみたいに蕩ける意識。湿気た部屋でうつらうつらしているだけで終える休日。何も考えない毎日を送っているせいで、何も書けない。入力を失えば、必然出力も失われる。何も思わないし、何も書けない、欲求が無い、ここは…

お話を作る練習

夢の感想のような、訓辞と矜恃がありませんよう。動物のお話でありますよう。読後のセンテンスドラッグ。百万回生きた猫は、百万回の死を体験していることを忘れてはならない。猫達のうちでは、一種の訓戒だ。百万回の幸せには、百万回の不幸せがセットでや…

食物繊維をとりましょう。

髪の毛が少し伸びた。時間が否応無く誰の上にも経過するということだ。先日の元恋人からの連絡は中々の傷心であった、伝えない自分の不実と彼女の体調が上手く合わさらなくなって、僕らの関係は潰えたのだった。などとロマンチックに言ってみたが、食事をす…

吊革や手すりにおつかまりください

コミュニケートすること。恋人のこと。僕の元恋人は大層献身的で、僕の作るものを支えたくて引きこもりから働くようになったんだって。でも、心の不調で働けなくなって、なんだ支えられないじゃないかと僕じゃない誰かのお家に転がり込んで二人で暮らしてい…

笑う月

僕の生まれた北関東の田舎は本当に典型的な地方都市という様相で、多分似たような原風景を持つ人は多いのではなかろうかと思う。周りは田んぼばかりで平面なくせに、少し自転車を走らすとローカルなレンタルビデオショップやスーパーマーケット、小さな本屋…

如是我聞

アカウントを消すということが、即ち一個の自意識との決別になるのだと今更になって思い知った。数日前まで、自分であった恣意的な装置が、本当に客体化しているのに驚いた。そう、それはもう最早私ではない私なのだ。如何に私に集約する他人の意識で、私が…

考えていることを書く練習

140文字に終始しない文章を書こうと書こうと腐心しているのですが、1ツイートというパッケージにすっかり慣れて怠惰してる僕の感性が言うことを聞いてくれないのです。様々なことが一回分に分けられていると最近ひしひしと感じます。旅行先では、一回分のシ…