愛の眼鏡は色ガラス

転写される自意識

2014-01-01から1年間の記事一覧

雑文の夜

頭痛が酷い。熱湯を背骨に流し込まれたみたいに蕩ける意識。湿気た部屋でうつらうつらしているだけで終える休日。何も考えない毎日を送っているせいで、何も書けない。入力を失えば、必然出力も失われる。何も思わないし、何も書けない、欲求が無い、ここは…

お話を作る練習

夢の感想のような、訓辞と矜恃がありませんよう。動物のお話でありますよう。読後のセンテンスドラッグ。百万回生きた猫は、百万回の死を体験していることを忘れてはならない。猫達のうちでは、一種の訓戒だ。百万回の幸せには、百万回の不幸せがセットでや…

食物繊維をとりましょう。

髪の毛が少し伸びた。時間が否応無く誰の上にも経過するということだ。先日の元恋人からの連絡は中々の傷心であった、伝えない自分の不実と彼女の体調が上手く合わさらなくなって、僕らの関係は潰えたのだった。などとロマンチックに言ってみたが、食事をす…

吊革や手すりにおつかまりください

コミュニケートすること。恋人のこと。僕の元恋人は大層献身的で、僕の作るものを支えたくて引きこもりから働くようになったんだって。でも、心の不調で働けなくなって、なんだ支えられないじゃないかと僕じゃない誰かのお家に転がり込んで二人で暮らしてい…

笑う月

僕の生まれた北関東の田舎は本当に典型的な地方都市という様相で、多分似たような原風景を持つ人は多いのではなかろうかと思う。周りは田んぼばかりで平面なくせに、少し自転車を走らすとローカルなレンタルビデオショップやスーパーマーケット、小さな本屋…

如是我聞

アカウントを消すということが、即ち一個の自意識との決別になるのだと今更になって思い知った。数日前まで、自分であった恣意的な装置が、本当に客体化しているのに驚いた。そう、それはもう最早私ではない私なのだ。如何に私に集約する他人の意識で、私が…

考えていることを書く練習

140文字に終始しない文章を書こうと書こうと腐心しているのですが、1ツイートというパッケージにすっかり慣れて怠惰してる僕の感性が言うことを聞いてくれないのです。様々なことが一回分に分けられていると最近ひしひしと感じます。旅行先では、一回分のシ…